花びら餅
価格
300円(税込)
特徴
宮中で食されていた伝統の迎春菓子
手作りの求肥の中に、自家製味噌餡とごぼうをはさんでいます。
ゴボウは押し鮎の代わりで、地中深く根を張ることから「深く根を張り繁栄」を願う縁起物とされております。
もともとは平安時代、年初に宮中で行われていた「歯固めの儀」という行事で、白餅の上に菱形の餅を置き、その上に押し鮎などをのせて食べ、長寿を願ったそうです。
鮎は「年魚」とも書き、元日におしあゆを食べたと「土佐日記」にも記されています。
それが次第に簡略化し、押し鮎や味噌を餅で包んだ「宮中雑煮」になり、
さらに簡略化し、押し鮎がゴボウに代わり、雑煮が餅と白味噌で表されるようになりました。
そして、それをお菓子にしたものが宮中で食べられるようになったそうです。
明治時代になり、裏千家が茶道の初釜のお菓子として出すことを許され、花びら餅は正月のお菓子として全国に広まりました。
お正月のおめでたい時期だけの和菓子です。